◇待合室◇
治療について

▼診察日と治療日
鍼灸の利点は、全身的な治療(諸々の症状を呈する土台の治療)を目的とするため、大きな不調がなくとも毎日できることです。そして、日々、そのように体調管理していくことがもっとも理想的と言えます(当然ながら、私たちは毎日、体調によっては日に数回、お互いに治療しています)。週に1回という治療の間隔は、様々な不調の改善に要する最低限の期間であるため、週に2〜3回することがのぞましく、一時的に連続した治療を要する風邪やインフルエンザ、あるいはぎっくり腰などの急病の時だけでなく、日頃からより多く治療を重ねられるよう、一週間を一回りとして、治療を週の初日の診察日とそのほかの施術日に分け、施術日の料金を診察日の半額にしています。

▼治療の手順
◎診察日
診察と治療とに分ければ、診察は、@主訴のほか、飲食・大小便・睡眠・その他の症状を聞く 問診 と、A直接的に体の状態を判断する 脈診 の二つ、治療は、B手足の重要な穴を用いた鍼による施術(治療の9割)と、C腹部(前面)と肩背・腰部(背面)の穴を用いた鍼と灸による施術の二つで構成され、この順に行います。
実際の手順は次の通り。

1)座った状態で@問診
2)仰向けでA脈診とB手足への施鍼、C腹部への施灸
3)座位にてC肩背部への施鍼と施灸
4)うつ伏せにてC腰背部への施鍼と施灸(妊婦の場合は横向きか座位)
5)仰向けでA脈診し治療効果の判定
6)座って診断や治療方針、生活などに関するお話し

◎治療日 (診察日の1と6を省略)
2)仰向けで@簡単な問診とA脈診、B手足への施鍼、C腹部への施灸
3)座位にてC肩背部への施鍼と施灸
4)うつ伏せにてC腰背部への施鍼と施灸(妊婦の場合は横向きか座位)
5)仰向けでA脈診し治療効果の判定

◎二人による治療
月・火・木・土は、二人で治療にあたります。それは、二人の目を通すことで 戦略としての治療方針を決定するうえで必要となる病態像をより深く捉えられる からであり、また施術者側の問題(往診や講習会・勉強会への出講、学会発表、あるいは不調の場合など)に過不足なく対応できるようにするためでもあります。
具体的には、次のようにします。
  問診:吉岡広記が基本的に担当し、吉岡恵美は補足的に問います。
  脈診:二人とも診ます。
  施術:前面(BとCの腹部)と背面(Cの肩背・腰部)とに分け、交互に担当します。
     *例えば初回の前面を吉岡恵美が受け持てば、次回の前面は吉岡広記が行います。

▼治療の時間
大人は診察日20〜25分程度、治療日10〜20分程度、小人(小学生以下)は診察日5〜10分程度、治療日5分程度です。
時間に幅がありますが、病状が深まるにつれ治療の量、時間ともに少なくなります。というのも、消耗の度合いが増すにつれ、良くも悪くも少しの変化でもその体にとっては大きな変化となるからです。それらは、その都度の状態判断(診察)にもとづいて勘案していきますので、日によって加減があるものとお考え下さい。


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